初心者は仮想通貨の簡単な仕組みについて理解しよう

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2009年にビットコインが誕生し、もうすぐ10年が経とうとしています。仮想通貨と言う言葉は知っているけど、どのような物なのかイマイチ理解していないという人も多いと思います。そこで今回は仮想通貨の基本的な仕組みについて、解説してみようと思います。
■仮想通貨誕生の歴史
2008年に「ナカモトサトシ」という人物がインターネット上にビットコインに関する論文を発表しました。日本人名のようですが、日本人なのかどうかは不明です。この論文をもとにプログラムが構築され、2009年に誕生したのがビットコインです。
これが仮想通貨の全ての始まりです。初めのうちはごく少数のエンジニアなどが所有しており、ゲームのような感覚でお互いにやり取りをしていたため、価値はほぼ0に等しい状態でした。
ある日、エンジニアの一人が「誰か1万ビットコインとピザ2枚を交換してくれないか?」と投稿をしたところ、名乗り出たプログラマーがおり、実際に取引が行われました。これが仮想通貨最初の取引と言われており、仮想通貨に「価値」が誕生した瞬間でした。
■仮想通貨の仕組み
ここからは仮想通貨の特徴的な仕組みについて説明していきます。
1.中央管理者が存在しない
皆さんが持っている紙幣や硬貨を「法定通貨」と呼びますが、これらは日本銀行で「発行・管理」をしています。日本銀行のような発行・管理を司る銀行を中央銀行と呼び、世界各国に存在をしています。この中央銀行が各国法定通貨の「管理者」ということになります。
仮想通貨はこの中央銀行のような管理者が存在しないのです。仮想通貨ユーザー同士で通貨を発行したり、管理をしており、特定の管理者を置いていません。これは仮想通貨誕生の思想に関係しています。
仮想通貨の根源の思想は「無駄の削減」です。ここで言う無駄とは、時間とコストのことを指します。例えば、日本からイタリアへ送金するとします。その場合、まず銀行に出向き必要な手続きを行わなければなりません。
それに加え、中央銀行を介するため手数料がかかります。海外への送金となると多額の手数料になることがあります。送金をするために、時間とコストがかかるということです。
仮想通貨はネット上に存在する通貨です。インターネットは世界中に繋がっているため、ネット環境さえあれば、いつでも好きな時に簡単に送金することが出来ます。
また中央管理者を介さないため、手数料も格安で済みます。このように中央管理者をあえて配置せず、「無駄の削減」を図ることが仮想通貨の思想と言えるのです。
2.ブロックチェーン機能
仮想通貨最大の機能とも言えるのがブロックチェーンです。ブロックチェーンとは分散型台帳とも呼ばれ、まず仮想通貨の取引情報を1つのブロックに記録をします。1つのブロックが一杯になったら、次のブロックに取引情報を記録します。
取引が行われるたびにブロックが作られるわけですが、これらのブロックをチェーンで繋いでいきます。一つ一つをチェーンで繋ぐことで、もし仮に過去のブロックがハッキングされ改竄されたら、それ以降のブロック情報と辻褄が合わないことになります。
中央管理者がいないため、ユーザー同士で取引情報を管理しながら、かつ不正防止を行う機能とも言えます。
3.マイニング作業
マイニングとは「採掘」と訳され、作業をして報酬を得ることを言います。先述しましたが、仮想通貨の取引情報はブロックに記録をしていかなければなりません。ただしこの記録することは容易ではなく、ハッキング等の被害を防ぐため複雑に暗号化された膨大な情報を解読する必要があります。
この複雑かつ膨大な情報を解読し、ブロックに記録をする作業のことをマイニングと言います。このマイニングは不特定多数のユーザーが行っており、その中で最も早くマイニングを完了させた人は報酬として仮想通貨を手に入れることが出来ます。
■仮想通貨の簡単な仕組み まとめ
1.仮想通貨は「無駄を削減」する思想を持ち、中央管理者が存在しない。
2.ユーザー同士で管理・監視しあうブロックチェーン機能。
3.複雑かつ膨大な取引情報を記録し報酬を得るマイニング作業。
以上のように仮想通貨にはこれまでの法定通貨にはない仕組みが採用されています。まだまだ課題も多く信頼性に欠ける点がありますが、これが改善されたとき法定通貨に代わる新しい通貨になる時代がやってくると感じています。