著名人の仮想通貨のコメント・ビットコイン投資は危険・グローバル
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著名人からのコメントに対し、引き続き否定的なコメントをする方もおれば、肯定的にコメントを方向転換した方もおられます。
最近のそれぞれのコメントについてまとめてみます。
■ビル・ゲイツ氏、「ビットコイン投資は危険」と発言
マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏が7日、米CNBCにの番組において、ビットコインは非常に愚かな投資であり、もしするなら空売りするとコメントをしました。同氏は以前から仮想通貨に対して批判的な見方を示しており、今回も同様の見解を示しています。
資産の種類と見た場合に何も創り出していないので、価値が上がることを期待すべきでなく、ある意味、単なる非常に愚かな理論の投資であると語ったが、コメントの中には容易な方法があるのであれば、空売りするということに同感だとコメントしている部分に注目する必要があります。
つまり資金を費やすことはしないが、相場の変動によって空売りをすることで利益を得ることにいくらか益である事を認めることになるために全面的に同氏は否定はしていない面もあります。
他の投資分野でもFX(外国為替証拠金取引)がありますが、ある意味、仮想通貨取引も同様の立場とも言えます。
同氏が警戒的な言葉を発しているタイミングに対しても興味深く、先週は巨大投資銀行であるゴールドマン・サックスが、仮想通貨に参入するだけでなく、顧客がビットコインによって直接的に触れる機会を提供するのを持たすとしていることを明らかにしています。
同社は仮想通貨は詐欺行為とはみなしておらず、リスクは大きいが理解できないものではないと認識しているのに対し、ビル・ゲイツ氏は顧客や機関投資家に対し、長期的に関与するには非常に危険と反対に考えています。
ビットコインとイニシャル・コイン・オファリング(ICO)については、クレイジーで投機的なものがあるとも発言しており、バークシャー・ハサウェイ社のウォーレン・バフェット氏やチャーリー・マンガー氏と同調し合う発言をもしています。
■元ゴールドマン・サックス社長が将来グローバルな仮想通貨が誕生するとコメント
今年3月に米トランプ政権において主席経済顧問を辞任した元ゴールドマン・サックス社長であるゲイリー・コーン氏がCNBCのインタビューにおいて、ビットコイン信者ではないが、ブロックチェーン技術を信じている事をコメントし、さらにマイニングコストや電気コストに左右されずに済む、よりシンプルなグローバルな仮想通貨が近い将来誕生するだろうとコメントしました。
同氏はビットコインに対し、安全かつ永久的なP2Pトランザクションを実現された反面、デメリットとしている過度なコストをユーザに負わせてしまっている事や、大量の電力消費についてもコメントしました。
ゴールドマン・サックスによるビットコインの先物取引の提供決定に対し、全ての株主の利益を優先した行動を取るべきと発言しても、社内のビットコイン・トレード部門設立に任命されているラナ・ヤレド氏によれば、不信感を抱えている社員も多くいるとして、社内一致して行動するにはもう少しが時間がいる状況となっています。
しかし、著名な人の発言は業界全体を押し上げて行く事にもなるため、今後さらなる肯定的な発言が注目と言えます。
■NYSEの親会社がビットコイン取引プラットフォームを計画
著名人の発言がいろいろ出ている中、米ニューヨーク株式取引所であるNYSEの親会社であるインターコンチネンタル取引所、ICEが、銀行等の大口投資家向けにビットコインの取引プラットフォームの立ち上げを計画していることがわかりました。
同取引所が計画するのはスワップ計画をベースとしたオンライン取引プラットフォームで、米先物取引委員会、CFTCによって規制されることにもなっています。
同計画からまず大口投資家向けにサービスを計画している事から、まずどれくらいの取引があるのかを見極めたい狙いがあると言えます。
これが実証されていけば、世界中にある取引所でも取り入れることも考えられるために、株式以外にも新たな投資分野として確立されていくことにもなります。
最近でもNASDAQが仮想通貨取引プラットフォーム立ち上げについてオープンに考えている事でも話題となっている事から実現にはそう遠くはないと言えます。
■著名人の仮想通貨のコメント まとめ
ビル・ゲイツ氏のような引き続き否定的なコメントを続けている方もおられれば、肯定的にコメントをしている方もおられ、機関投資家で有名なジョージ・ソロス氏についても以前は否定的なコメントが多かったですが、最近では彼が保有している投資会社が仮想通貨事業に参入するなど方向転換する事もありました。
市場に興味がある人が増えてきている事から、今後は様々な場所で仮想通貨取引のプラットフォームが出来上がることで、否定的なコメントから変化していく可能性もあります。