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三菱UFJ銀行グループを傘下に置く三菱UFJフィナンシャルグループが開発を進めているデジタル通貨「MUFGコイン」の実証実験が今月23日から開始されました。今回の実証実験は社内のコンビニエンスストアの無人レジに導入され、その認証システムは世界最大級規模のECサイト「Amazon.com」を運営するAmazon.com社のもの。
楽天、SBIホールディングスグループなど多くの日本国内企業が独自のデジタル通貨の開発を進めている中、三井UFJフィナンシャルグループのMUFGコインは国内の先駆者的デジタル通貨となるのでしょうか。
■2017年5月から社員によって実証実験がスタートしているMUFGコイン
今回の実証実験の内容は「社内のコンビニエンスストアに無人レジを設置しAmazonの認証システムを通して社員が商品をMUFGコイン専用のアプリケーションで決済を行う」というもの。コンビニエンスストアを出た後に決済が正しく行われているかを検証するのが最大の目的になります。
今回の実証実験のニュースはメディアでも大きく取り上げられていますが、実際のところ、MUFGコインの実証実験は社員向けに2017年からすでに進められています。2017年5月に社員1,500人を対象にMUFGコインの実証実験がスタート。
2017年10月3日から6日に幕張メッセで開催された家電見本市「CEATEC JAPAN 2017」では初のMUFGコイン対応の自動販売機を出店しています。この自動販売機はスマートフォンの指紋認証で利用者の本人確認のプロセスを経た後に決済用のQRコードを表示させコードリーダーにかざすと飲料が購入できる仕組み。
MUFGコイン専用アプリケーションには「割り勘機能」もついており、多くの社員が集まる飲み会などでも決済として使われている模様です。
■1コイン=約1円、ユーザー間の送金や円に還元にも対応するMUFGコイン
一般ユーザーに向けての取引開始が着々進んでいるMUFGコイン。当初は一部の仮想通貨投資家からは「電子マネー」という位置づけで見られていた時期がありましたが、特徴をみれば正真正銘の仮想通貨だということが分かります。
*ユーザー間の送金が可能
*円への還元が可能
2018年4月現在では「仮想通貨」という言葉は一般ユーザーには「投機的な印象」を与えてしまうのが現実。その原因として挙げられるのが「激しい価格変動」です。これだけ価格が変動しやすいと通貨としてはどうしても利用しにくいというのが現状です。
MUFGコインでは一般ユーザーに通貨として利用してもらうために「1コイン=約1円」で価格を安定させることを発表しています。
コインの価格安定を図ることで日常の決済手段として日本国内に普及させることを目指します。また、今年3月には「Fintech Challenge 2018」を開催するなど、他社のデジタル通貨との差別化を目指しています。
■MUFGコイン独自の取引所をオープンすることも発表済み
三菱UFJフィナンシャルグループはMUFGコインを取り扱うプラットフォームとして「独自の取引所を開設すること」を今年1月に発表しています。独自の取引所を持つ最大のメリットはMUFGコインの価格をコントロールできる点です。
独自の取引所を持つことで、価格に対して買い手と売り手の量を調整することが可能になります。報道によれば今年中に取引所の開設が行われ、MUFGコインの取引が開始される見通しです。
取引所の他にもMUFGコインを使った事業アイデアを公募する今年1月に起こったコインチェックのNEM流失問題で仮想通貨交換業への規制強化に力を入れる金融庁との話し合いがどのように進むのかも今後の注目ポイントです。
■三菱UFJ独自通貨MUFGコイン まとめ
三菱UFJフィナンシャルグループが2017年から開発を進めているMUFGコインがついに社内のコンビニエンスストアでの決済に導入されたというニュースでした。今年中に取引所の開設そして一般ユーザー内のMUFGコイン取引開始を予定していることから、公式リリース前の実証実験はついに終盤を迎えているといえるでしょう。今回のコ実証実験の結果を含むMUFGコインの動向にますます目が離せなくなりそうです。