仮想通貨のレポート:コインレポート > コンテンツ一覧 > P2P, ブロックチェーン, 前向き発言, 国際送金, 決済, 金融機関, 銀行間 > ブロックチェーンによる銀行間のP2P決済・国際送金処理・金融機関が参入・前向き発言

ブロックチェーンによる銀行間のP2P決済・国際送金処理・金融機関が参入・前向き発言

ブロックチェーンによる銀行間のP2P決済・国際送金処理・金融機関が参入・前向き発言

米金融大手であるJPモルガン・チェースが3日に、同社によるP2P送金ネットワークとして米国特許商標庁に特許申請を行いました。

 

このネットワークは銀行内と銀行間での決済にブロックチェーンのような分散型台帳技術(DLT)を使用しようとしているもので、業務のコスト削減に結びつくとして期待ができます。

 
 
 

■P2P決済について詳しくお伝えします。

 

今回の申請によって改善を目指す国際送金処理の欠点

 

JPモルガン・チェースの今回の特許申請は、現在使われている銀行間の決済システムが持つ、国際送金処理における欠点を説明しています。

 

その欠点と言うのは、取引処理の関与する銀行、手形取引所、送金フローの中継を行う手形交換仲介機関との間で多数の決済情報が送る必要があるため費用がかさみ、リアルタイムでの決済手続きをも不可能にしている現状があり、取引先に関するリスクや取引先銀行のネットワーク使用に伴うリスクがあるために、取引にリスクが伴う可能性があると指摘しています。

 

銀行での手形処理や相手側の銀行側に送金する際には、銀行でロスしている部分があるために今回のブロックチェーンにより特許は改善やコストカットになるために同社はいち早く導入に踏み入れたいことも考えられます。

 

今まで金融機関は独自のシステムを導入している事で銀行間に送金処理の辻褄合わせに時間や取り決めに時間を掛けたことから、同社の特許申請に今後いくつの金融機関が導入していくかによって業界内のスリム化に結び付ける事にもなります。

 

日本においては、大手金融機関ができる前にいくつもの金融機関から合併した事により、それぞれの金融機関が独自のルールを持っていたことから、システムを統一するのに時間が掛かり、ATMで出金する際に出金ができないなどのトラブルも当時は度々ありました。

 

そのような余分な業務をすることなく、ブロックチェーンによって統一化する事で業界内が今後トラブルが起きないようにする必要があります。

 

同社が今回特許申請する形となりましたが、今後、ブロックチェーンを普及していくには、金融会合でさらに話されて了承していく必要があると言えます。

 
 
 

■米ベンチャー・キャピタルが今後ゴールドマン以外にも金融機関が参入と予測

 

ベンチャーキャピタル(VC)ブロックチェーン・キャピタルのパートナーであるスペンサー・ボガード氏によれば、ゴールドマンサックスに続き、他の銀行でもトレーディングデスクの開設に踏み切るであろうと4日に放送されたCNBCの経済番組、ファスト・マネーで語りました。

 

ゴールドマン・サックスはニューヨークタイムズの報道によれば、顧客から数多くの依頼を寄せられている事からビットコイン契約のトレーディングデスクをまもなく開設すると言われています。

 

同氏によればこのニュースは大きなステップと述べているが、ビットコインの制度化へ進むことが完璧な解決策だと考えていないとも主張しています。

 

他の金融機関がゴールドマン・サックスが大きな金融機関だから、こちらも続くと言うような意味ではなく、もはや仮想通貨業界の市場はとても大きいことから、もはや無視ができない状況と、同氏は付け加えています。

 

ゴールドマン・サックスは今のところデリバティブ商品だけを扱う予定としていますが、同社がデスクを開設する事でウォールストリート全体として反応するのは間違いないと言えます。

 

世界的に巨大取引所であるため、仮想通貨を身近に見届ける機会が増えてくることから、今後仮想通貨が金融市場においてさらに人々からの声に練られていく事でしょう。

 
 
 

■FRB元理事からも仮想通貨に対して前向き発言

 

金融機関がそれぞれの思いを持って行動している中、金融機関を管理・規制する立場であるFRB(米連邦準備制度理事会)の元理事、ケビン・ウォルシュ氏によれば、デジタル通貨を合法的なものにするために「Fedコイン」を創設することに本格的に検討に値すると、4日、ニューヨークタイムにて伝えました。

 

Fedコインとは実用性の高い仮想通貨として世界の通貨を統一してFedコインにすることで世界を支配下におさめることもできるとしています。

 

同氏はさらに現金に取って代わると言う事はないが、次の危機が起こった時に、金融政策を実施する非常に有効な方法となると考えを持っており、ビットコインの非中央主権型の仮想通貨がコントロールできないことから、危機感を感じていると言えます。

 
 
 

■ブロックチェーンによる銀行間のP2P決済 まとめ

 

ビットコインや仮想通貨を中心に様々な金融機関や有識者の発言が飛び交い、それぞれ独自の対応していることがわかります。

 

ビットコインはその存在価値をゆっくりながらも人々に影響力を与えており、今後お金と言うものを考える時代にも入っていく事でしょう。

 

金融機関にとってはビットコインの大きな流れに抵抗する事が出来ず、いかに対応してマーケットを治めて行くのかが焦点となり、日本の金融機関も同様に改革をせざるを得ない状況になると言えます。

 

今後、世界中で仮想通貨に対して導入する方向に、全体的にシフトしている事から、相場においても上昇していくことが考えられます。

shutterstock_396286045

新しい仮想通貨がビットフライヤーに上場!?2つの予想通貨とは

気になる仮想通貨の上場情報ですが、秘密裏に行われる事から予想しにくい面があります。なので一般に出回る情報は、憶測ばかりで...

shutterstock_611045375

エンターテイメント業界の仮想通貨・エイベックス・トロン・アー...

国内のエンターテイメント業界に影響を与えているエイベックスが仮想通貨関連事業に参入する言う話題が出できました。 &nb...

shutterstock_189045062

仮想通貨にて取引し、含み益が出ましたがこの場合の取引方法は

どうなるのでしょうか?例ですが300万円を日本円で持っており、その内100万円を取引所Aにて購入を行いました。100万円...

shutterstock_1088362370

ビットフライヤーに上場したlisk(リスク)を売買して思う4...

ビットフライヤーの上場に関しては、どの通貨なのかを前から様々な噂が飛び交い期待が持たれていました。そして決まったのがli...

shutterstock_648434575

ビットフライヤーを支える株主はなぜ大企業が多いのか考察してみ...

ビットフライヤーの株主には大手が多いのですがなぜでしょうか?様々な事を実際にビットフライヤーを支える株主はなぜ大企業が多...

shutterstock_725427451

仮想通貨建ての仮想通貨FXがございますが、こちらの場合の収益...

とし税金はFXの収益より算出して支払えば良いでしょうか?良く分からないのですが仮想通貨FXと言うのがありますが、こちらの...

shutterstock_623577287

仮想通貨の確定申告をしようかと思いますが赤字(損)をしていま...

仮想通貨の赤字は次年度などには持ち越しなどは一切出来ないのでしょうか?繰越などが出来る場合はどのような手続きや内容を申告...

shutterstock_152149322

仮想通貨を法人投資で取引し含み益・含み損・損失が発生した場合...

仮想通貨を取引しており評価が含み損となっておりますが仮想通貨自体を決済せずに償却や決算に計上などは可能なのでしょうか?反...

shutterstock_1007466079

国の情勢によって需要価値が高まる仮想通貨・インフレ・匿名通貨...

国の事情により仮想通貨が購入もしくか利用されるケースは今後増えてくる可能性があります。今週、イランにおいても米国による経...

shutterstock_706362790

初めてでも大丈夫??ビットフライヤーでビットコイン購入は初心...

2017年は仮想通貨元年と呼ばれ、非常に注目を集めた仮想通貨。2018年に入り、良くも悪くも様々なニュースが飛び交ってい...