XRPが堅調な上昇・リップルが上昇した幾つかの理由
-
-
CENNZ「セントラリティ」特徴と基本
CENNZ(セントラリティ)は今後新しい概念のプラットフォームとして注目されており、その期待感からなのか1月15日のIC...
-
-
マネックスがコインチェックを買収する理由と2つの注目ポイント
今月3日、マネックス証券で知られるマネックスグループがコインチェックの買収を検討しているというニュースが日経新聞で報じら...
-
-
ザイフトークンの特徴と今後の将来性
国内仮想通貨取引所であるザイフ(Zaif)が取り扱っている仮想通貨の中でザイフトークンと言うのを聞きます。ザイフトークン...
-
-
ビットトレードの特徴と最近の流れ・経営権譲渡・デメリット
仮想通貨取引所であるビットトレードが運営するビットトレード株式会社はFXFT、FXフィナンシャルトレードと言うFX業界で...
-
-
仮想通貨を法人投資で取引し含み益・含み損・損失が発生した場合...
仮想通貨を取引しており評価が含み損となっておりますが仮想通貨自体を決済せずに償却や決算に計上などは可能なのでしょうか?反...
-
-
XRPが上昇する様々なニュース・報告
仮想通貨が安定してきている状況の中、将来的に有望と見られているのがリップル、XRPです。XRPが上昇する様々な要因につい...
-
-
中国開催のGlobal Fintech & Blockcha...
4月12日に中国・上海で開催されたブローチェーン・カンファレンス「Global Fintech & Blockchain...
-
-
初めてBTCFXを始める初心者へ4つの注意点
「BTCFXで~万稼いだ!」とう声を周りで聞いたことはあるでしょうか??仮想通貨を保有していたらめちゃくちゃ稼げた!とい...
-
-
IMFが世界の債務負担報告と世界不況と仮想通貨のあり方
IMFからの発言から見る仮想通貨の流れ、IMF(国際通貨基金)から様々な状況と専務理事であるラガルド氏からの発言が話題に...
-
-
インドのICICI銀行が250社にブロックチェーンプラットフ...
インドの大手銀行である、ICICI銀行が17日に企業250社に対して、国内外での貿易金融取引においてブロックチェーンプラ...

20日に仮想通貨相場は全体的に堅調な推移をしました。ビットコインが90万円を超え、アルトコインは5%以上上昇している銘柄が多い中で、XRP(リップル)が約15%上昇したことで存在感をアピールしていました。リップルが上昇した幾つかの理由について詳しくお伝えします。
■19日に証券コンソーシアムが開催
楽天証券やSBI証券などの証券会社を中心とする証券コンソーシアムが、六本木で第1回目の証券コンソーシアム全体会合として開催されました。
事務局は、銀行やクレジットカードのコンソーシアムを率いた実績のあるSBI Ripple Asiaが担当する事となったために、証券会社に対してリップルの存在をアピールする形にもなりました。
内容は業界横断的な証券実務や検討、ブロックチェーンを活用した本人確認の実務の結果を確認する形となり、年内には新サービスの提供を目指すとしています。
同コンソーシアムにて、特にブロックチェーンに着目しており、生体認証やAI・人工知能等の先端技術を活用した新たな金融インフラの構築を目指すものとしており、参加各社が問題として抱えているコストや、証券サービスの利便性の向上を目的としています。
参加顧客の64%が本人確認共通化の利便性を評価し、証券会社の93%が口座開設までの時間が短縮されたとして回答する形となり、今後は実装の段階へと入っていきます。証券各会社は業務のスリム化を望んでおり、今後、その一役としてリップルが活用される可能性があります。
■リップル社、ブロックチェーンキャピタルに2500万ドル相当のリップルを投資
リップルはブロックチェーンキャピタルが運営しているベンチャーファンドに対して、2500万ドル、日本円にして26億7000万円相当の投資をしたことを11日に発表しました。
投資したベンチャーファンドは、ブロックチェーン技術を活用したビジネスモデルの起業家チームに投資する者としてリップルが開発するXRP Ledger及びInterledger Protocolの新しいユースケースとして模索、開発をする機会を提供する事を目的としています。
今回の発表で、ブロックチェーンキャピタルの共同創設者兼マネージングパートナーであるバート・ステファン氏によれば、リップルやビットコイン、そして基礎的なブロックチェーン技術を使用するかに関わらず、最善のプロジェクトを見つけて、長期的に顧客に価値を提供する成功した企業になるため、リソースを提供するとしています。
現時点ではブロックチェーンを検討する位置としていますが、リップル側としては今後、実用化に結び事にもなると考えられるため、投資をする形になったと思われます。
リップルが今回2500万ドルも投資したことで、XRP LedgerやInterledger Protocolの新しいユースユースが探求され、新しい分野での活用が見いだされることもあるため、多いに期待していると言えます。
■マネータップの提供を開始
SBIホールディングスとSBI Ripple Asiaが事務局を務めて、邦銀61行が加盟する内外為替一元化コンソーシアムが、分散台帳技術であるDLTを活用した次世代金融基盤に接続するスマホアプリ向け送金アプリ、マネータップの提供することを発表しました。
同アプリは米リップル社の最新ソリューションであるxCurrentを実装した商用版RCクラウド2.0を完成させ、RCクラウド2.0に接続する同アプリは利用者による個人間の送金を安全に、そしてリアルタイムかつ快適に行える環境を提供しています。
マネータップは銀行口座番号による送金の他に携帯電話番号やQRコードを用いた送金機能を持っているアプリとして指紋認証や生体認証を組み合わせることで、ユーザエクスペリエンス(UX)とセキュリティの両立を図ることとしています。
先行商用銀行として、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りすな銀行が商用化し、4月以降試験運用開始後、夏以降には一般公開を目指すとしており、今後追随する銀行も現れることも期待されるためにリップルが金融業界に対してもさらに影響を与えようとしています。
■XRPが堅調な上昇 まとめ
銀行や証券会社においてリップルのソリューションが今後生かされる事もあり、リップルは乱高下する仮想通貨相場に乗ることもなく、市場の需要によって健在する形となっていくことでしょう。
リップルのソリューションが財政的に苦難になっている金融業界に革新を与え、金融業界の各社がスリム化に向けた、今後さらなる事業改革へと進んでいく事も考えられます。
莫大な顧客管理費用やセキュリティの強化がリップルによってシンプル、そして効率的へと変化していきます。
米国のタックスシーズンが終わり、今後どの仮想通貨を保有しようか人々が考え、活発に動いているリップルを保有しようとする考えが同時に起こったことも考えられ、今回、仮想通貨の中でも上昇した形となりました。
今後もリップルは堅調な推移する事で、仮想通貨全体に対しても市場が見方を変えていく事も考えられます。