仮想通貨のレポート:コインレポート > コンテンツ一覧 > ICO, メディア, 取引所制御, 映像版権取引 > ICOに健全化をもたらすサービス・取引所制御・映像版権取引・メディア系

ICOに健全化をもたらすサービス・取引所制御・映像版権取引・メディア系

ICOに健全化をもたらすサービス・取引所制御・映像版権取引・メディア系

ICOを巡っては様々な情報が飛び交い、どのICOに参加すればいいのか投資家にとっては迷う事があります。さらにICOでも資金調達後に、活動を無くすのもあるため、参加後にレートが急激に下がることもしばしばあります。

 

そんな中、Quoineが新たなサービスを展開する事で話題に上りました。Quoineが始めた新たなサービスについて詳しくお伝えします。

 
 
 

■Quoineが取引所制御ができるICOプラットフォームを立ち上げ

 

仮想通貨取引所のQuoineやQryptosを運営するQuoineが4日に、ICOホスティングサービスのβ版をローンチしました。

 

新たなサービスの名称はICO Mission Control(ICO管制センター)と呼ばれ、Quoine傘下の仮想通貨間取引所Qryptos内に設置されます。

 

今回のサービスを通して、取引所がICOを取り仕切るためにイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)のサービスの時代が到来する動きとして注目が集まっています。

 

今回のICOプラットフォームを立ち上げる事で、期待できることは、ICOを立ち上げた後に行方をふくらますような詐欺的が事が行われないよう、Quoine側が事前に審査をする事で了承を得られれば、上場、その後管理するため、投資家からは安心してICOに参加できます。

 

似たような取引所が取り扱うICOに関しては国内仮想通貨取引所である、ザイフがザイフトークンやCOMSAトークンを上場したケースとして似たようなケースであると言えます。

 

しかし、こちらのQuoine側は積極的に今後IEOを取りいれることで、今後様々なトークンが出回る可能性があるために、仮想通貨の流通量は安定的に増えてくることも考えられます。

 

上場したIEOはまずQryptos内に設置される事から、取引所内で活発に取引が行われる可能性と、グループ内での取引所Quoinexがレンディングサービスを既に実施している事も、IEO後の資金調達の手段として用いられる可能性もあるため、IEO側としてはさらに便利且つ知名度を上げるには有利になるとも考えられます。

 

取引所で認められたICO側は今後、安定した資金調達と研究に集中する事ができます。

 
 
 

■映像版権取引に特化したVuulr

 

同プラットフォームにて第一号となるICOは映像版権取引に特化したVuulr(ヴューラー)となりました。

 

5月9日~30日にVUUトークンのクラウドセールが行なわれるとして、その後はQryptosに上場する運びとなっており、VUUプロジェクトCEOである、イアン・マキー氏によれば、Quoineのプラットフォームに安心感を持っている理由として、本人確認が済んだ50万人の登録ユーザーが実在している事から、今後仮想通貨の投資家がすぐにVUUトークンを購入するようになるとしており、プロジェクト側としても継続してQuoine側に任せることができます。

 

Quoineは国内においてもサービスを展開していますが、今回のサービスはQryptosであってシンガポール法人であるために非日本居住者を対象として運営するために、日本人が参加するのはできない状況となっています。

 

しかし今後Quoineが開発をすすめているLIQUIDプラットフォームと統合したいと考えている事から、マルチに法定通貨や仮想通貨の取引がしやすくなることは確実と言えることから、日本においても巨大なマーケットであるために、参加できると言う期待が持てます。

 
 
 

■メディア系の大型ブロックチェーンプロジェクトVuulrとは?

 

Vuulr(ヴューラー)とは映像コンテンツの版権取引の元締めとなるマーケットを立ち上げようとするプロジェクトであり、元ディズニー幹部や広告大手オグルビーシンガポールの会長も顧問として参画しているなどして、業界内では話題となっています。

 

世界の映像コンテンツ市場は約26兆円となっており、現状、コンテンツ調達には4~5ヶ月かかるなど課題が多くなっています。

その長い期間を要する原因として版権を得るために展示会に参加したり仲介業者を使うことで、コストも掛かるデメリットがありました。

 

現時点では映像流通の企画も様々であることから、映像コンテンツのメタデータである所有権等を管理し、統一するのがない現状であるために、Vuulrの存在はデメリット部分を解消するとして注目されています。

 

Vuulrは映像コンテンツの流通革命を起こすとしており、ブロックチェーンやスマートコントラクトでデジタル映像のコンテンツの流通を規格化して、世界一の映像版権のマーケットプレイス(市場)を創っていこうとしています。

 

今後規格が多いところではVuulrの例にならい、革命がされていくことも考えられます。

 
 
 

■ICOに健全化をもたらすサービス まとめ

 

QuoineのIEOプラットフォーム、Vuulrが持っている潜在的効果が今回の上場の第一号となる結果となりましたが、今後様々な統一規格をもたらすICOがQuoineを利用する可能性があります。

 

日本ではまだサービスが展開されていないですが、その分海外において実証されていけば、国内の取引所も取り扱っていく可能性があります。

 

ICOに投資家が信頼して参加ができる今回の取り組みは仮想通貨全体にとってもプラスと言えます。

shutterstock_726672175

初心者は仮想通貨の簡単な仕組みについて理解しよう

2009年にビットコインが誕生し、もうすぐ10年が経とうとしています。仮想通貨と言う言葉は知っているけど、どのような物な...

shutterstock_461973784

中銀デジタル通貨(CDBC)についての周りの反応

中国の中央銀行が発行するデジタル通貨CBDCについて、16日開催された「IMF・金融庁・日本銀行共催FinTechコンフ...

shutterstock_677221393

人気のリップルの下落が止まらない!これから上げる?下げる?

銀行で使われるのではないかと騒がれ続けていたリップルはとうとう実際に使う企業が出てきましたね。まだ一部の国でしか使えませ...

shutterstock_1049583260

NAGACOINはフィンテックが行ったICO案件

NAGACOINは既に証券取引所に上場しているフィンテック企業が行ったICO案件で、特にビットコイン界のイエス・キリスト...

shutterstock_523699732

仮想通貨を確定申告しようと思いますが海外取引所の場合はどのよ...

書類や手続きが必要になるのでしょうか?不要なのでしょうか?海外の取引所で仮想通貨を購入しております。現在は保有しておりま...

shutterstock_714549898

ビットフライヤーでビットコインを上手な買い方する方法とは?

  ビットフライヤーの取引口座を開設して、いさ初めての売買だ!と思ったけど上手く買えなかったり、板に記載の意...

shutterstock_646539634

使いやすい?使いにくい?ビットフライヤー入金、送金で思う機能...

現在国内、国外含め多くの仮想通貨取引所が存在しています。今回はその中でビットコイン取引量日本一を誇るビットフライヤーに焦...

shutterstock_580945588

三菱UFJ独自通貨MUFGコインが無人レジ店舗で実証実験開始

三菱UFJ銀行グループを傘下に置く三菱UFJフィナンシャルグループが開発を進めているデジタル通貨「MUFGコイン」の実証...

shutterstock_734041420

初心者はチェック!ビットコインキャッシュの特徴と将来性につい...

ビットコインキャッシュとは、ビットコインからハードフォークにより、誕生した通貨です。ビットコインから分裂した通貨のため、...

shutterstock_364326251

LINEの仮想通貨とブロックチェーン・取引所・ビットコイン決...

大手メッセージアプリであるLINEがここ数ヶ月、仮想通貨取引とそれに関わるブロックチェーン関連会社を設立した事もあり、今...