ビットコインを紙幣にして試験販売!?仮想通貨が紙幣に?
-
ビットコインなどの仮想通貨に対する各国の監視状況
ビットコインなどの仮想通貨に対し、国の規制によっては相場が下落に向かう事がありますが、それでも日本に対して影響を及ぼすこ...
-
イーサリアムの将来性と今後の予想・・・高騰すると思われる3つ...
イーサリアムがキャスパーのアップデートを行いました。今回のアップデート以外にも将来高騰すると思われるイーサリアムの3つの...
-
NAGACOINはフィンテックが行ったICO案件
NAGACOINは既に証券取引所に上場しているフィンテック企業が行ったICO案件で、特にビットコイン界のイエス・キリスト...
-
仮想通貨のパスワードをアプリで管理する事の賛否を検証
仮想通貨のパスワードをアプリを使って管理したり、アプリを使ってパスワードを決めたりする事がありますが実際はどうなのでしょ...
-
銀行口座の登録が出来ない!?ビットフライヤー注意点3つのポイ...
初めての登録作業は難しく思うものです。そんな中でビットフライヤーでの銀行口座の登録がうまく出来ない人の要注意ポイントを説...
-
ICO・Selfsellが実現する2つの社会とは?若者へ投資...
資本社会でもっとも大切なリソースは何か? それは人間です。事業を展開していくためには適性がある人材を配置する必要があり...
-
仮想通貨を法人で購入した場合は、その時点で資産・経費となる形...
購入時点で法人の資産となるのかならない場合は購入金額分は経費とし計上を行うのでしょうか?経費とし計上を行った場合は税務署...
-
仮想通貨に設定しているパスワードを忘れた時にとる3つの行動!
仮想通貨の運用には、必ず設定するパスワードですが、ふとした時に忘れる事があります。そんな時にとると良い行動と、事前策を紹...
-
LINEの仮想通貨とブロックチェーン・取引所・ビットコイン決...
大手メッセージアプリであるLINEがここ数ヶ月、仮想通貨取引とそれに関わるブロックチェーン関連会社を設立した事もあり、今...
-
決算時の仮想通貨法人税の会計・勘定科目はどのような記入になる...
利益を上げている場合とマイナスになった場合はどのような記入が間違い無いのでしょうか?税務署に提出時に間違いたくないので教...
仮想通貨を保有していることに紙幣として持ち歩かないことから一部の人からはデジタル通貨としてなかなか認識されなく、普及にブレーキがかかっている現状があります。そんな中、ビットコインを紙幣にして試験販売する試みが出てきました。試験販売はどのような形で行われるのか詳しくお伝えします。
■ビットコインを紙幣にし試験販売
スイスとシンガポールに拠点を持つ新興企業タンゲムが、ビットコイン(BTC)の有形の紙幣として試験販売すると3日に発表しました。
プレスリリースによればスマート紙幣と呼ばれ、サムスン電子製のチップが付いているタンゲム・ノーツにより0.01BTC(約1万1000円)と0.05BTC(約5万5000円)の額面によって保管されたビットコインを物理的に運ぶことが可能となり、資産として保有主が実感することができます。
今回は有形の試験販売としていますが実感を持たすこととして紙幣で作った他にも通貨として今後試験的に作られる可能性もあります。日常的に紙幣を持ち歩いている事でお金を保有していると実感することできるために、仮想通貨を実感を持たすには効果的と言えます。
今回は試験的で限定販売する形であるために、今後プレミアが付き、額面価格より高値で取引される可能性もあります。最近リップルでも送金手段としてスマートフォンのQRコードを表示させて決済させるマネータップが話題になったこともあり、庶民と仮想通貨の距離は徐々に縮まってきています。
さらに今回のプレリリースでは仮想通貨の使用をより簡単にし、仮想通貨の取得、所有、流通の簡便さとセキュリティを高めるとしています。アジアにおいてシンガポールは仮想通貨とブロックチェーン開発の中心地と評判を気づいており、最近ではシンガポールフィンテック協会と日本のフィンテック協会がフィンテック共同開発のために相互支援に関する覚書に署名もしました。
今後利便性においてさらに追及されていくと考えられます。
■カード型製品としてのメリット
ビットコインはまだお金と言う認識が国の機関が持っていない事から、今後有形としてこのビットコインが流通されるようであれば、現金書留のような送付手段を必要としない事も可能と言えます。紙幣と仮で位置づけしたとしてもカード型製品であるために庶民が気軽に送ることができます。
ビットコインは1000円とか少額でないことから送るのには慎重に見極めないといけないですが、今回の0.01BTC以下の額面であれば気軽に送付する事ができ、送られた側も決済方法を理解していれば、簡単に使用する事もできます。
タンゲムの技術が日本にて普及して来れば、日本の造幣局も技術を費やすことなくコスト削減にも結び付くために、効率的にビットコインが普及していく事と思われ、今夏サービス開始となるマネータップにおいてもリップルの技術を採用している事から、リップルについても同様の技術が使われていく可能性もあります。
■決済環境を広めていくのかが今後の鍵
タンゲムの今回の試みは新たな創造性を引き出すのに効果的な試験販売となります。今まで仮想通貨と言う実物でない事からなかなか保有しているか実感がわからないために仮想通貨をすべてデジタル上にしておく必要はないとも言えます。
これによってビットコインがさらに身近に感じるとしながらも、ビットコインの決済がまだまだ日常的に普及しているのが少ないことから、今後は決済できる環境を作るのが急務と言えます。
大手コンビニチェーンであるファミリーマートはブロックチェーンの実証実験として、台湾の重慶店でどのような効果が得られるのか検証しており、今後検証結果によって日本にもブロックチェーンコンビエンスストアが出てくる可能性もあります。
その時決済手段としてビットコインがチップによって決済できるようになれば、今後インバウンド向けの観光客にも対応する事ができ、利便性も高くなると思われます。その結果、ビットコインの利便性に納得する人たちも増え、今後決済機能の充実からビットコインの価格も上昇していく事も考えられます。
今は中央集権と言う立場の法定通貨が今後ビットコインなどの非中央集権の仮想通貨に変化していけば、さらに高騰を招くものとして、長期的に見ればビットコインを保有するのにメリットがあることにも繋がります。
■ビットコインを紙幣にして試験販売 まとめ
アジア地域において仮想通貨の規制はありつつも着実に仮想通貨の流れは浸透してきています。お隣、韓国最大の取引所であるビッサムは、仮想通貨の一般利用を促進する取り組みをしていることもあり、今後日本においても同様の流れが出てくることも考えられます。
日本においてはまだ金融庁による取引業者の選別や仮想通貨取引のルール作り、次世代のブロックチェーン技術者の育成などを重視していますが、今後ある程度落ち着きが出てくれば、このような決済機能を重点に活発に取引所やベンチャー企業が動かれていくと考えられます。
様々な仮想通貨決済の流れが出てくると通貨の相場も上がってくるために、将来的にビットコインは今以上に高騰していく事でしょう。